行政書士、っていう資格は食えますか?

a0002_007065みなさん、いつも気になるようですね。

「行政書士って、食えますか?」というおなじみの質問。

おそらく多くの人が興味を持っているのではないでしょうか?

 

はっきり言いますが、資格取得、登録だけでは他の皆様が回答するように、本当にほぼ、食えません。なので、多くの皆さんは本当にご名答ですね(笑)。

 

【ちなみに、私はおかげさまで今のところ、特に生活に不自由はありません(開業前には「行政書士資格レベルでは」新宿中央公園で生活することになるよ、と元先輩同僚に言われていましたが…)。

今となっては事業税はもちろん、消費税の納税事業者でもあります。

これを伝えればわかる人なら私の最低年収がわかるでしょう。

私のほかの「行政書士」でも、そこそこ、それ以上に稼げでいる人は少なからず結構いるものです。】

 

ならば、上記はたまたまご名答だとしても、どうして「行政書士」という資格だけでは食えないのか。

まず、独占業務は明らかに少ない、ということはわかりますでしょうか?

職域の幅は広い、と言われますが、行政書士の資格がないとできない業務、というものは意外にも多くないのです。

あったとしても、そのニーズはあまりにありません。

 

なので、行政書士資格だけで成功できている人の多くは、自身がサラリーマンで経験し、実績を残してきた唯一無二の経験にあるのです!

言うなれば、その延長線上でその道のコンサルができる人ですね。

 

だから、学卒後試験を持っている、というだけで開業した人は見識・経験不足で(個人相手ならともかく、組織であるクライアントをターゲットとしてもそれを理解できず)生涯悩みが尽きない人も多いと思います。

まずは、勤め人の苦しさも経験しないと、「この資格」だけでは大抵の人は食えませんよ。

 

サラリーマンになることは嫌だから、資格を目指したんだ、とか、

宅建のステップアップに行政書士取得できるなら食えるかも、と思っている人はまず自営は無理でしょう。

 

そもそも、実は「資格」じゃないんですよ。

 

そんな認識の人がより上級資格である司法書士や弁護士の資格を取ったとしても意外にも本当に食っていけないのが資格の世界、現実です。

他の同業者と違う付加価値・差別化がないと、どんなレベルの資格とっても食えないの、わかります?

例えば司法書士で食っていきたいのなら、前歴で司法書士事務所で補助者だけしてきました、というだけでは二世でない以上、間違いなく食えません(二世でも、その後の維持は難しいでしょう)。

金融機関で融資の審査の内側を知っている、とか、不動産会社で契約事務などを十年以上経験した、「敷金バスター」と言われるほどの実績・研究をしてきた、という(誰もができない)コンサルができるような付加価値・実績が少なくともないのであれば他の司法書士と差別化ができませんね。そうなると、「早い、安い、感じがいい、そしてちょっと今の時代問題発言でしょうが(色男、または、女性司法書士で美貌がいい)」というレベルで熾烈な競争を勝ち抜いた人でなければ登記業務すらも獲得できません。

だから、資格だけで「司法書士」レベルの資格を取っても食っていけないものなのです。

 

つまり、本当に今の時代、資格なんて肩書にしかなく、ハナクソなんです。

少なくとも無いよりあった方がいい、というレベルですかね。そういう意味で言えば「行政書士」という資格はそれだけでビジネスに必要な信用を得るに値する十分な肩書になるのではないでしょうか?

私は幸いにも行政書士という肩書のほか、元国土交通省職員という経歴と民間での唯一無二の経験があるためにそれなりの独自のポジションで多くのご信頼いただきました。そして、それを信じていただいたお客様を裏切ることがないよう、私も常に必死の結果、今多くの反響をいただいています。

すべては、前歴があるか、勉強熱心か(唯一無二の知識・実績があるか)、そして誠実に感謝の気持ちをもって仕事をし、クライアントの期待に応えたサービス・納品ができるか、に尽きますね。

なので、まずは少なくとも自身が凡人であると自覚できるのなら、35~40歳まではサラリーマンの経験を積むこと。そして、そこで必死に頑張って実績を残すこと(実績を積むには飲み会の参加も大事です。プライベートを犠牲にしてでも、また、残業さえも時にはガマン、です。)。特に今の若い人におかれては、少なくとも「昭和」的な生き方は避けたいことはわかりますが、人生「理不尽、嫌なこと」を避け続けるなら、それなりのレベルの人脈・人生ですよ。非合理的で泥臭い生き方も、まずは「人」を知る(どうしたら「人」から好かれるのか)、という意味でそれも訓練(人を雇うようになれば、若年経営者はまず勤め人の経験不足で即従業員に裏切られます。)、だからこれらに興味を持って多くの経験値を積むことが、自身の大いなる実績となり自信となり、自営において勝つのでしょう。

それなくして、行政書士を始めそれ以上の上級資格を取ってもあなたの成功はありません。

本当にそういうもの、と最近つくづく思います。