不動産屋=千三つ屋!?

a0002_007094今どきの若い人たちにはなじみがない言葉かもしれませんが、ひと昔前では不動産屋のことを「千三つ屋」と呼ぶ人がいました。

 

「千三つ屋」をわかりやすく言うと…千に三つしか本当のことを言わない⇒「うそつき屋」。

 

たしかに不動産屋の言うことを信頼して契約したが、実際に住んでみるととんでもない物件だった、という人もいらっしゃることでしょう。

 

騙されたと思い込み、役所などに相談に行かれた方も多いかと存じます。

 

ところが、実際の不動産営業マンは意外に(皆様と変わらない)素人が多い、ということをご存じですか?

 

彼らは何も最初から騙すつもりでご案内はしていません。

 

自社で管理している物件ならともかく、多くは他社が管理または客付を求める物件を紹介するのです。

 

なので、ほとんどの業者(営業マン)なら、問い合わせいただいた物件の詳細はもちろん、概要さえも即答できないことの方がむしろ当たり前なのです。

 

その証拠に、実際の不動産営業担当者が自用として住まう環境は完璧だと思いますか?

 

例えば、治安を意識して小学校近くの家を借りてみたが、騒音やほこりに悩まされたり、変質者がいたりしたなど、何かしらお悩みの方が圧倒的です。

 

確かにそうでしょう。その物件に住んだ人にしかわからないことは少なくありません。

 

不動産仲介十数年の経験者でさえも、すべてがお見通し、なんてことはあり得ないのです。

 

したがって、安易に「プロ」と過信し、過度な信用・期待は禁物であることはもちろん、責任を追及するだけの情報量を意外に持ち合わせていない営業担当者が多い、ということを知っておくべきです。

 

 

物件を借りる、買う、という方は最終的に自己責任。不動産屋のいうことに一喜一憂せず、自らの足で物件に通うなどの情報を収集することが必要であることを心得てください!

 

不動産仲介の営業担当者に実は表も裏もなく、最初から騙そうと思っている営業マンはむしろ少ないのです。

 

騙すどころか、お客様に誠実・信用第一をモットーにする会社(営業マン)はたくさんいます。

 

不動産業界はそういう意味でマトモな人間が比較的多い業界、だと私は感じているくらいです。

 

(ちなみに、きれいごとだけでやっていける商売なんて聞いたことがありません。あくまでビジネスです。自分が消費者側であったからといってもすべてを相手の信用に託す、責任を転嫁する、なんてご法度です。)

 

それなら、できるだけ失敗の可能性は少なく抑えたい、と思いの方はぜひ当事務所以外の不動産コンサルタント等に相談料を払ってご相談を。

 

 

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